ART / EXHIBITIONS

舞台の外に残る、身体の記録。

劇場写真、押隈、絵。舞台がはねた後にも残りつづける表現を、ここに集めていきます。以下の解説はKABUKI Universe編集部によるものです。本人の言葉は、収録のうえ順次公開します。

01THEATRE PHOTOGRAPHS

誰もいない劇場を、撮る。

観客が去り、照明が落ちる直前の劇場。そこには、終わったばかりの舞台の気配と、四百年分の時間が同居しています。なぜ誰もいない劇場を撮るのか——その理由は、本人の言葉として順次掲載します。

客席全体を後方から写した写真。奥の壁まで席が続く。右下に「D-13」の署名
端まで、誰もいない
客席が奥へ退いていく写真。右下に「D-13」の署名がある
奥へ退く客席 —— 右下に「D-13」の署名
会場に展示された、誰もいない客席の写真
石の壁に掛けて
白い壁にワイヤーで吊られた、朱色の客席の写真
吊って、正面から
暗い会場の壁に、客席の写真が一列に照らし出されている。手前にひとり、後ろ姿の影
空の客席がならぶ壁を、ひとりが見ている
02OSHIGUMA

押隈 — その日、その役の身体の記憶

押隈は、舞台を終えた俳優が顔の隈取を布や紙に押し写したもの。同じ役でも、その日の汗と力の入り方で、二度と同じ形にはなりません。上演の記録であると同時に、一枚ごとに異なる作品でもあります。

押隈の並ぶ壁面。朱の紙に写された隈取と、額装の一点、小さな写真が散らして掛けられている
一枚ごとに違う — 押隈の並ぶ壁
03THE EXHIBITION

壁いっぱいの、空席。

個展では、この客席の連作が壁づたいに並びました。一枚ずつは静かな写真ですが、続けて見ていくと、劇場ごとの椅子の色と並びの違いが立ち上がってきます。以下、会場に出ていた作品から。

客席全体を後方から写した作品。奥の壁まで席が続く
端まで、誰もいない
客席が奥へ退いていく作品。右下に「D-13」の署名
奥へ退く
朱色の客席を正面から写した作品
正面から
カーテンの隙間から白んだ街並みが見える作品
窓の外に、街
石の壁に掛けられた、誰もいない客席の作品
石の壁に
個展会場。壁づたいに客席の連作が並び、下段に額装の作品が掛かる
会場
連作の並ぶ壁の前を歩く人
端から端まで
会場の一角。客席の作品が肩の高さに並ぶ
肩の高さに
ワイヤーで吊られた客席の作品が、前に立つ二人の顔の位置にちょうど重なっている

顔のあるところに、客席がある。

吊られた一点の高さが、そのまま二人の顔の高さだった。撮る側も撮られる側も、そこに気づいて立っている。会場の記録というより、この一枚だけは作品の側にある。

04EXHIBITIONS

個展

NEXT EXHIBITION

次の個展 — 準備中。正式発表をお待ちください。

05WORKS

作品から

額装された作品。金地に朱・藍・桃の色面が重なり、その上を黒い筆の線が走る
会場に掛かる一点
個展会場に展示された、月夜に笛を吹く人物の絵
個展会場から
個展会場でターコイズの隈取の作品を見る後ろ姿
個展会場にて
床の間に掛けられた掛軸。隈取の眉と目が縦に連なる。手前の石の器に淡紅の花
床の間に掛けて
額装された写真。暗い部屋のカーテンの隙間から、白んだ街並みが見えている
窓の外に、街
同じ作品が、石壁の部屋に掛けられているところ。天井の照明が一点を照らす
同じ一点を、部屋ごと

FROM THE OFFICIAL CHANNEL

KABUKU. / 市川團十郎。

個展と制作を、映像で

市川團十郎、初の個展に密着|写真にかける想いとは

2026年4月23日(木)

初めての個展に至るまでの密着。なぜ舞台の人間が写真を撮るのかが、本人の言葉で語られます。

VOICE FROM D-13

「なぜ撮るのか」「なぜ残すのか」。本人の言葉は、収録・確認のうえこの場所に掲載します(公開準備中)。

写真・映像は権利確認のうえ順次公開します。