01 — JOURNAL

JOURNAL

問いから始まる、新しい歌舞伎案内。

襲名とは何か。荒事のどこを観ればいいのか。ひとつの問いを入口に、演目、歴史、そして十三代目市川團十郎の言葉へ。記事・映像・ボイスを、ひとつの編集室から届けます。

映画『襲名』

2026年9月18日(金) · 5分で読めます

日本映画として初 — 『襲名』がヴェネチアで最優秀作品賞

現地時間2026年9月11日、第83回ヴェネチア国際映画祭に出品された映画『襲名』が、同映画祭の公式独立賞「Cinema & Arts Award」最優秀作品賞を受賞した。この賞の最優秀作品賞を日本映画が受けるのは初めて。映画と演劇・音楽・舞台芸術の融合を評価する賞であり、歌舞伎という舞台芸術を映画として世界に差し出した作品が、まさにその名の賞を受けたことになる。

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映画『襲名』

白い衣裳で、ヴェネチアに立つ — 『襲名』が世界の観客の前に出た二日間

2026年9月4日から5日、映画『襲名』(国際題 SHUMEI)が第83回ヴェネチア国際映画祭で上映された。市川團十郎は扮装のまま記者撮影会に立ち、会場前の大型スクリーンにもその姿が映った。歌舞伎の「襲名」が、訳されないまま世界の観客の前に置かれた二日間の記録。

2026年9月5日(土) · 4分で読めます

演目から学ぶ

『勧進帳』超入門 — 初めてでも楽しめる3つの入口

『勧進帳』は、兄に追われて北へ逃げる源義経の一行と、正体を見破りながらも通す関守・富樫の物語。筋を全部知らなくても大丈夫。弁慶の「嘘」、富樫の「沈黙」、幕切れの「飛び六方」という3つの入口さえ押さえれば、初めての観劇でも十分に楽しめる。

2026年8月15日(土) · 5分で読めます

映画『襲名』

映画『襲名』を観る前に知っておきたい3つの言葉

映画『襲名』を深く味わう鍵は、「襲名」「名跡」「成田屋」という3つの言葉にある。名前を受け継ぐとはどういうことか——それぞれの意味と背景を5分で押さえておけば、スクリーンの向こうで起きていることの重みが、まったく違って見えてくる。

2026年8月15日(土) · 5分で読めます

映画『襲名』

襲名とは、名前を継ぐことなのか。

襲名とは、先人の名を受け継ぎ、新しい名で舞台に立つこと——制度の説明はそれで足りる。だが名跡には、芸と当たり役と観客の記憶が何代分も積もっている。この記事では、確かめられる事実と、編集部の解釈をはっきり分けたうえで、この問いを考える。

2026年8月15日(土) · 6分で読めます

演目から学ぶ

荒事とは — 江戸が生んだ、力の様式美

荒事は、江戸歌舞伎が生んだ豪快な演技様式。隈取、誇張された衣裳、大見得——その荒々しさは乱暴さではなく、悪を払う「力の様式美」として磨かれてきた。初代市川團十郎が創り上げたとされ、いまも市川宗家(成田屋・市川團十郎家)の芸の核にある。

2026年8月15日(土) · 6分で読めます

観劇ガイド

初めての南座 — 京都で歌舞伎を観るためのガイド

京都・四条大橋のたもとに立つ南座は、歌舞伎発祥の地と伝わる四条河原に最も近い劇場。アクセス、チケット、服装、幕間の過ごし方——初めての観劇で迷いやすいポイントをこの1本にまとめた。2026年10月の市川團十郎特別公演の前に。

2026年8月15日(土) · 6分で読めます

演目から学ぶ

『しがねえ恋の情けが仇』— 名台詞から入る江戸の粋

歌舞伎の名台詞は、意味が全部わからなくても耳に残る。『與話情浮名横櫛』の与三郎が語り出す「しがねえ恋の情けが仇」は、その代表格。七五調の音の心地よさを入口に、江戸の粋と、この芝居の楽しみ方を案内する。

2026年8月15日(土) · 5分で読めます

KABUKU PHILOSOPHY

KABUKUとは — 傾いて、生きる

「かぶく」は「傾く」——まっすぐから、あえて外れるという古い日本語。安土桃山から江戸初期、常識の外側を派手に生きた「かぶき者」がこの名で呼ばれ、歌舞伎の語源になったとされる。その歴史の事実と、現代の解釈を、はっきり分けて書く。

2026年8月15日(土) · 6分で読めます

02WATCH / VOICE

映像・ボイス(準備中)

記事と同じ問いを、映像と声でも。以下の企画はすべて公開準備中で、公開と同時に全文文字起こしを併載します。