takemoto
竹本
たけもとgidayū narrative music performed in kabuki
INSTANT ANSWER一撃回答
歌舞伎の舞台で演奏される義太夫節のこと。太夫の語りと太棹三味線が、人形浄瑠璃由来の演目の情景と心理を描き出す。
義太夫節は、竹本義太夫が大坂で創始したとされる浄瑠璃の一流派で、人形浄瑠璃(文楽)の音楽として発達した。歌舞伎の舞台で演奏される義太夫節を、その創始者の名にちなんで「竹本」と呼ぶ。古くは「チョボ」とも呼ばれた。
人形浄瑠璃の作品を歌舞伎化した「義太夫狂言」に不可欠の音楽で、太夫が情景や人物の心理を語り、筋を運び、役者の演技と一体になって劇を進めていく。語りと芝居が呼吸を合わせるところに、竹本の妙味がある。
竹本の古い呼び名「チョボ」は、台本の書き込みに由来するとされる。歌舞伎の台本では、太夫が語る部分に「ヽヽ」と点(チョボ)を付して示したことから、この名が生まれたという。かつては軽んじた響きも帯びた言葉とされ、今日では敬意を込めて「竹本」と呼ぶのが一般的である。
竹本は特定の家の芸ではなく、歌舞伎全体を支える音楽の言葉である。時代物の名作を軸に、市川宗家を含むあらゆる役者の舞台を今日も支え続けている。

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SOURCES
出典・監修
- 執筆
- D-13編集部
- 監修
- 監修確認中
- 公開日
- 2026年8月15日(土)
- 最終更新日
- 2026年8月16日(日)