歌舞伎D-13

Kamahige

鎌髭

かまひげ英語名: Kamahige — The Sickle Shave

別表記: 鎌髭 / Kamahige

歌舞伎十八番
01SYNOPSIS

3行あらすじ

筋を知ってから観ても、歌舞伎は損をしません。まずは三行だけ。

  1. 01

    鎌で髭を剃ってやると見せかけて豪傑の首を掻き切ろうとするが、どうしても切れない——不死身の力を見せる趣向の荒事である。

  2. 02

    安永3年(1774)に四代目市川團十郎が初演したといわれるが、詳しいことは分かっていない。

  3. 03

    脚本は定まらないまま長く途絶え、明治に二代目市川段四郎・二代目市川猿之助の親子によって復活された。

02WHAT TO WATCH

初心者はここを観る

予備知識はこの三つで十分です。当日は、舞台に身をゆだねてください。

01

切れない首

鎌を当てても傷一つつかない超人の身体。荒事の英雄の不死身ぶりを、髭剃りという日常の所作で見せる洒落た趣向である。

02

景清の面影

歌舞伎十八番には景清が登場する演目がいくつかあり、『鎌髭』もその一つとされる。十八番に繰り返し現れる英雄像である。

03

錦絵の記憶

江戸の錦絵には鎌髭の場面が描き残され、失われた舞台の様式を今に伝えている。

03CHARACTERS

登場人物

景清
平家の勇将。復活された『鎌髭』では、鎌を当てられても傷つかない不死身の豪傑として登場するとされる。
04STAGECRAFT

見どころ・舞台

安永3年(1774)、四代目市川團十郎の初演といわれるが詳細は不明で、脚本も定まっていない。鎌で髭を剃ると見せて首を切ろうとするが切れない、という不思議な趣向だけが錦絵とともに伝えられてきた。

明治に二代目市川段四郎・二代目市川猿之助の親子が復活させた。荒唐無稽を大らかに楽しむ江戸荒事の精神を、今に伝える演目の一つである。

05NARITAYA

市川家との関係

歌舞伎十八番

歌舞伎十八番の一つ。四代目團十郎ゆかりの演目とされ、『景清』『解脱』とともに、景清をめぐる市川宗家の芸の系譜に連なる。

06IN HIS WORDS

團十郎の言葉

公開準備中

この演目についての團十郎本人の言葉は、収録と本人確認を経てここに掲載します。編集部が発言を創作・推測することはありません。

関連用語

出典・参照

執筆
D-13編集部
公開日
2026年8月15日(土)
最終更新日
2026年8月15日(土)