kumadori
隈取
くまどりkabuki's bold makeup of colored lines
INSTANT ANSWER一撃回答
役柄の内面を色と線で顔に描き出す歌舞伎独特の化粧法。紅は正義や勇気を、藍は敵役や超自然の力を表すとされる。
隈取は、役の性質を色彩と線で顔に描き出す化粧法で、荒事の誕生とともに発達したとされる。血の通う紅の隈は正義・勇気・若さを、藍の隈は敵役や怨霊など人ならぬ力を、茶は鬼や精霊を表すとされる。筋肉や血管の隆起を様式化したものといわれ、感情を増幅する「顔の彫刻」ともいえる。
隈は筆で描くのではなく、指で「取る」(ぼかす)ことからこの名があるとされる。役者は自らの顔に合わせて隈を取るため、同じ役でも役者ごとに微妙に異なる表情が生まれる。舞台の後、布に写し取れば「押隈」という一点ものの記録になる。
隈取には百種近い型があるとされ、役柄ごとに細かく描き分けられる。『暫』の鎌倉権五郎が取る「筋隈」は超人的な力と激しい怒りを、『助六』の主人公が取る「むきみ隈」は若々しさと色気、正義感を、『鳴神』の鳴神上人の「二本隈」は堂々たる大人の力強さを表すとされる。高い身分を持つ大悪人には藍色の「公家荒」——隈を見れば、登場人物の素性が語られる前から見えてくる。
隈取は、初代市川團十郎が荒事の工夫とともに始めたとされ、市川宗家の芸と分かちがたく結びついてきた。『暫』の紅の筋隈はその象徴として、十三代目の舞台にも受け継がれている。
紅隈
正義・若さ・あふれる力
藍隈
悪・怨霊・冷たい力
茶隈
鬼や妖怪など、人ならざるもの

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KABUKU. / 市川團十郎。この言葉が出てくる映像
【歌舞伎雑学】赤・青・茶…隈取の色の意味 #市川團十郎 #團十郎 #歌舞伎 #隈取
2025年7月20日(日)
赤は忠義や勇猛さ、青は冷酷さや狂気、茶は人間を超えた存在——色で役柄を読む方法が約1分でまとまっています。
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出典・監修
- 執筆
- D-13編集部
- 公開日
- 2026年8月15日(土)
- 最終更新日
- 2026年8月16日(日)