歌舞伎D-13

danjūrō-cha

團十郎茶

だんじゅうろうちゃthe persimmon-brown colour of the Ichikawa Sōke

INSTANT ANSWER一撃回答

市川團十郎家ゆかりの柿色系の伝統色。五代目が『暫』で柿色の素襖をまとって流行したとされ、今も成田屋を象徴する色である。

團十郎茶は、くすんだ赤茶系の日本の伝統色で、柿色とも呼ばれる。ベンガラ(弁柄)と柿渋で染めた色とされ、深く落ち着いた赤みが特徴である。

五代目市川團十郎が『暫』で柿色の素襖をまとったことから江戸で流行し、その名を取って「團十郎茶」と呼ばれるようになったとされる。役者の名が色の名になるほど、當時の團十郎人気が大きかったことを物語る言葉でもある。なお成田屋公式は、『暫』の素襖に柿色を用いたのは二代目市川團十郎であるとしており、荒事の色として定めた代と、町の流行色として名を残した代は分けて考える必要がある。

役者の名が色の名になったのは、團十郎茶だけではない。二代目瀬川菊之丞の俳名にちなむとされる「路考茶」、三代目中村歌右衛門ゆかりの「芝翫茶」など、人気役者の「役者色」が江戸では次々と流行した。舞台の衣裳が町の装いを動かす——役者が流行の発信源であった時代を映すことばである。

柿色は今日も市川宗家(成田屋・市川團十郎家)を象徴する色であり、襲名披露の口上では市川宗家の俳優が柿色の裃を着ける習わしが伝えられる。舞台の上のこの色は、五代目以来受け継がれてきた成田屋の歴史そのものの色といえる。

團十郎茶(柿色)

市川家ゆかりの伝統色

歌舞伎の熱を表す色

ターコイズ

十三代目が好む、未来の色

團十郎茶は江戸で親しまれた柿色系の伝統色。厳密な色定義はなく、ここに示すのはおよその色味です。
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SOURCES

出典・監修

執筆
D-13編集部
監修
監修確認中
公開日
2026年8月16日(日)
最終更新日
2026年8月16日(日)