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名跡

みょうせきa historic stage name handed down through generations

INSTANT ANSWER一撃回答

代々受け継がれてきた由緒ある名前のこと。歌舞伎の名前は芸と歴史の器であり、襲名(しゅうめい)によって次の世代へと手渡されていく。

名跡(みょうせき)は、先人から代々受け継がれてきた由緒ある名前を指す。歌舞伎の名前は個人の芸名である以上に、当たり役や芸風、観客の記憶までも含んだ家の財産であり、同じ名を何代にもわたって襲名し続けることで、権威と伝統が育っていく。

名跡を継ぐことを襲名という。著名な名跡では、いくつかの名前を段階を踏んで継いだのちに、ようやく家の大きな名にたどり着くのが通例とされる。

名跡の文化は、歌舞伎だけのものではない。落語や能楽・文楽にも代々受け継がれる名があり、大相撲には親方の地位と結びついた「年寄名跡」の制度がある。そのなかでも歌舞伎の襲名は、興行の規模や社会的な注目の大きさにおいて、最も華やかなものとされる。

市川團十郎(いちかわ だんじゅうろう)は、江戸歌舞伎を象徴する大名跡の一つに数えられる。新之助(しんのすけ)、海老蔵(えびぞう)を経て團十郎(だんじゅうろう)を継ぐのが現在の通例とされ、2022年には十三代目市川團十郎白猿の襲名が行われた。

  1. 名跡代々受け継がれる「生きた名」
  2. 機が熟す芸の充実、先代の追善、興行の巡り合わせ
  3. 協議家と一門、松竹が時間をかけて調える
  4. 襲名披露興行家の大役を勤め抜く、事実上の審査
  5. 口上舞台上で新しい名を観客に披露する
襲名に試験や免状はありません。名を変えるのは一日ですが、名に適う芸を作るのは生涯の仕事です。
SOURCES

出典・監修

執筆
KABUKI Universe編集部
監修
市川團十郎
公開日
2026年8月15日(土)
最終更新日
2026年9月9日(水)
監修済み

監修は、市川團十郎に趣旨と要点を確認いただいたことを示します。本文は編集部の文章であり、市川團十郎の発言ではありません。文責は編集部にあり、記述の誤りは編集部の責任で訂正します。 編集方針を読む