歌舞伎D-13

oiegei

お家芸

おいえげいthe hereditary speciality of an acting family

INSTANT ANSWER一撃回答

その家が代々得意として受け継いできた芸。歌舞伎十八番を定めた市川宗家の荒事が代表格で、日常語「お家芸」の源にもなったとされる。

お家芸(家の芸)は、その家が代々得意とし、磨き上げて受け継いできた芸を指す。歌舞伎の役者の家には、それぞれに培ってきた芸系があり、家の芸はその家の誇りであり、看板でもある。

家の芸を演目として明確に選定した最初の例が、七代目市川團十郎による「歌舞伎十八番」の制定とされ、以後、各家が同様に家の芸を定める動きが広がった。「お家芸」が「最も得意とするもの」を指す日常語として使われるのも、こうした歌舞伎の文化に由来するとされる。

市川宗家に続いて、ほかの家々も家の芸を選び定めていった。尾上菊五郎家(音羽屋)では、五代目と六代目が『土蜘』『身替座禅』などを「新古演劇十種」として選定したとされる。家ごとに芸の看板を掲げ、互いに磨き合う——お家芸の文化は、歌舞伎全体を豊かにする仕組みでもあった。

市川宗家のお家芸は、初代以来の荒事である。歌舞伎十八番として選び定められ、のちに新歌舞伎十八番も加わって、十三代目市川團十郎へと受け継がれている。

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