歌舞伎D-13

ōzume

大詰

おおづめthe final act—and the final stage of any matter

INSTANT ANSWER一撃回答

芝居の最終幕のこと。江戸歌舞伎では時代物の最終幕を指したとされる。転じて、物事の最終局面を指す日常語になった。

大詰は、芝居の最終幕をいう。江戸時代の歌舞伎では、一日の興行を時代物(一番目狂言)と世話物(二番目狂言)に分けて上演し、一番目の最終幕を「大詰」、二番目の最終幕を「大切(おおぎり)」と呼び分けたとされる。現在では演目全体の最後の幕・場面を広く大詰と呼ぶ。

日常語では「交渉が大詰めを迎える」のように、物事が決着に向かう最終局面を指す。物語のすべての筋が寄り合わさって結末へ流れ込む最終幕の緊張感が、そのまま日常の言葉に持ち込まれている。

現代でのつかわれ方としては、「予算折衝がいよいよ大詰めに入った」「シーズンも大詰め、残すは三試合」のように、仕事からスポーツまで幅広く使われる。「大詰めを迎える」「大詰めに入る」という言い回しには、すべての筋が結末へ流れ込む最終幕の緊張感が、今も確かに息づいている。

大詰は芝居の構成に関わる、歌舞伎全体の言葉である。時代物の大詰に置かれた眼目の場面は江戸歌舞伎の華であり、荒事を担ってきた市川團十郎家の舞台もまた、その伝統の中にある。

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SOURCES

出典・監修

執筆
D-13編集部
監修
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公開日
2026年8月16日(日)
最終更新日
2026年8月16日(日)