kabuku

傾く

かぶくto lean away from convention; the root of the word kabuki

INSTANT ANSWER一撃回答

常識に対して「傾く(かぶく)」、型にはまらず自分の色で堂々と生きること。「かぶき者」に由来し、歌舞伎の語源とされる言葉。

「傾く(かぶく)」は、まっすぐなものが斜めにかたむく、という意味の古語である。戦国末期から江戸初期、常識にとらわれない装いと生き方を貫く者たちは「かぶき者」と呼ばれた。その精神を舞台にのせた「かぶき踊り」が、歌舞伎の始まりとされる。

かぶき踊りを始めたのは、出雲の阿国という女性芸能者とされる。慶長8年(1603)、京の都で男装し、当世風のかぶき者が茶屋に遊ぶさまを演じてみせると、たちまち都の評判をさらったと伝えられる。女性が男を演じることから始まった歌舞伎が、やがて男性が女性を演じる女方(おんながた)の芸を育てていく——その始まりからして、歌舞伎は常識を軽やかに裏返してきたのである。

つまり歌舞伎は、その名からして「型破りに、自分の色で生きる」ことを宿している。KABUKI Universeでは、このKABUKUの精神を、現代を生きる一人ひとりの生き方につながる言葉として見つめ直していく。

SOURCES

出典・監修

執筆
KABUKI Universe編集部
監修
市川團十郎
公開日
2026年8月15日(土)
最終更新日
2026年9月9日(水)
監修済み

監修は、市川團十郎に趣旨と要点を確認いただいたことを示します。本文は編集部の文章であり、市川團十郎の発言ではありません。文責は編集部にあり、記述の誤りは編集部の責任で訂正します。 編集方針を読む