gakuya
楽屋
がくやthe dressing rooms behind the stage
INSTANT ANSWER一撃回答
出演者が支度をし休息する舞台裏の部屋。雅楽の演奏の場に由来するとされ、江戸の芝居小屋では格による部屋割りがあった。
楽屋は、俳優をはじめ、演奏家や衣裳・床山・小道具などの関係者が支度をし、休息する舞台裏の空間である。語源は、雅楽の楽人が演奏し、舞人が装束を着けた場所を「楽屋」と呼んだことに由来するとされ、のちにもっぱら控えの部屋を指す言葉になった。
江戸時代の芝居小屋では、俳優の役柄や身分によって楽屋の場所が決められていたとされ、部屋割りそのものが一座の秩序を映していた。楽屋は単なる控室ではなく、鏡の前で化粧と着付を重ねながら役へと入ってゆく、舞台の裏の静かな聖域でもある。
楽屋は、日常語の宝庫でもある。内輪の事情を指す「楽屋裏」や「楽屋話」、仲間内にしか通じない言及を指す「楽屋落ち」——いずれも舞台裏の世界から生まれた言い回しであり、芝居のことばが日本語の奥行きを広げてきたことを物語っている。
楽屋は歌舞伎全体の言葉である。市川團十郎家に伝わる隈取もまた楽屋の鏡の前で施されるものであり、幕が開くまでのこの静かな時間こそ、あらゆる舞台の出発点となっている。

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KABUKU. / 市川團十郎。この言葉が出てくる映像
【楽屋紹介】市川團十郎が語る舞台裏|歌舞伎座の鏡台へのこだわり。
2025年6月8日(日)
歌舞伎座の楽屋を本人が案内する回。役者が舞台に出る前に心と体を整える場所として、楽屋の空気が語られます。
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同じ舞台の上でつながっている言葉です。ひとつ知ると、もうひとつが分かりやすくなります。
SOURCES
出典・監修
- 執筆
- KABUKI Universe編集部
- 監修
- 市川團十郎
- 公開日
- 2026年8月16日(日)
- 最終更新日
- 2026年9月9日(水)
監修済み
監修は、市川團十郎に趣旨と要点を確認いただいたことを示します。本文は編集部の文章であり、市川團十郎の発言ではありません。文責は編集部にあり、記述の誤りは編集部の責任で訂正します。 編集方針を読む