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顔見世

かおみせthe annual troupe-announcing production

INSTANT ANSWER一撃回答

年に一度、新しい顔ぶれの一座を観客に披露する興行。江戸時代は十一月に行われ、劇場の最も重要な年中行事とされた。

顔見世(かおみせ)は、年に一度、新しく契約を結んだ役者の顔ぶれを観客に披露する興行である。江戸時代、役者と劇場の契約は十一月からの一年間であったため、十一月興行に新たな一座が勢揃いし、その顔ぶれを見せたことに由来するとされる。歌舞伎興行の中で、最も重要な年中行事であった。

現在も各地の劇場で顔見世の名を冠した興行が行われている。なかでも京都・南座(みなみざ)の吉例顔見世興行は、役者の名を勘亭流(かんていりゅう)で記した「まねき」の看板が劇場正面に掲げられ、年末の風物詩として親しまれている。

顔見世を一年の起点とする感覚は深く根付き、江戸の芝居の世界では十一月を「芝居国の正月」と呼んだとされる。また今日では、初めて人前に顔を出すことを広く「顔見せ」といい、劇場生まれのこの言葉は日常語としても生き続けている。

江戸の顔見世と市川宗家(いちかわそうけ)の縁は深い。歌舞伎十八番(じゅうはちばん(おはこ))『暫』は、正徳4年(1714年)以降、江戸の十一月顔見世狂言に欠かせない一幕として毎年上演されたとされる。

SOURCES

出典・監修

執筆
KABUKI Universe編集部
監修
市川團十郎
公開日
2026年8月15日(土)
最終更新日
2026年9月9日(水)
監修済み

監修は、市川團十郎に趣旨と要点を確認いただいたことを示します。本文は編集部の文章であり、市川團十郎の発言ではありません。文責は編集部にあり、記述の誤りは編集部の責任で訂正します。 編集方針を読む