Nanatsumen

七つ面

ななつめん英語名: Nanatsumen — The Seven Masks

別表記: 七つ面 / Nanatsumen / The Seven Masks

歌舞伎十八番時代物成田屋
01SYNOPSIS

3行あらすじ

筋を知ってから観ても、歌舞伎は損をしません。まずは三行だけ。

  1. 01

    箱から面を取り出しては掛け替え、面ごとの所作を演じ分けたと伝わる、「変化」の趣向の演目である。

  2. 02

    元文5年(1740)に二代目市川團十郎(いちかわ だんじゅうろう)が初演したといわれるが、台本は残っていない。

  3. 03

    明治には九代目團十郎(だんじゅうろう)が所作事(しょさごと)『新七つ面(ななつめん)』として復活し、昭和52年(1977)には国立劇場(こくりつげきじょう)でも復活上演された。

02WHAT TO WATCH

初心者はここを観る

予備知識はこの三つで十分です。当日は、舞台に身をゆだねてください。

01

面の掛け替え

面を替えるたびに人物も所作も一変する。一人の役者が七つの顔を演じ分ける、俳優の技倆を見る演目である。

02

面という異色

面を掛けて演じる趣向は、隈取を発達させた歌舞伎の中では異色であり、芸能の古層への回路を思わせる。

03

復活の系譜

台本が失われたため、九代目の『新七つ面』以降、復活のたびに新たな工夫が凝らされてきた。

03CHARACTERS

登場人物

面打(設定は復活上演により異なる)
面を掛け替えながら演じ分ける主人公。復活上演では面打ちの職人として描かれてきたとされる。
04STAGECRAFT

見どころ・舞台

元文5年(1740)、二代目團十郎の初演といわれるが台本は残らず、江戸時代には長く上演されなかった。七代目が歌舞伎十八番に選んだのは、二代目の得意芸と考えたためと思われている。

明治に九代目團十郎が所作事『新七つ面』として蘇らせ、昭和52年(1977)には国立劇場で新たに復活された。面ごとに変わる所作の面白さは、復活のたびに新しい工夫を呼び込んでいる。

05NARITAYA

市川家との関係

歌舞伎十八番

歌舞伎十八番の一つ。二代目の得意芸に連なるとされ、九代目の復活を経て、市川宗家の「変化」の芸を今に伝える演目である。

関連用語

出典・参照

執筆
KABUKI Universe編集部
監修
市川團十郎
公開日
2026年8月15日(土)
最終更新日
2026年9月9日(水)
監修済み編集部執筆

監修は、市川團十郎に趣旨と要点を確認いただいたことを示します。本文は編集部の文章であり、市川團十郎の発言ではありません。文責は編集部にあり、記述の誤りは編集部の責任で訂正します。 編集方針を読む