NARIKOMAYA — YAGŌ

成駒屋

なりこまやNarikomaya家の呼称: 中村芝翫家(歌右衛門系)定紋: 祇園守・裏梅

成駒屋は、中村芝翫家の屋号です。歌舞伎俳優名鑑によれば、当代の八代目中村芝翫は2016年10・11月に歌舞伎座で襲名しました。この家の名跡を継ぐ人々は、いずれも七代目中村芝翫を父または祖父としています。五代目中村歌右衛門が淀君役で知られ、その当り役を集めた「淀君集」が家の芸として伝わります。

歌舞伎俳優名鑑によれば、八代目中村芝翫は七代目中村芝翫の次男で、1980年に三代目中村橋之助を襲名し、2016年10・11月に歌舞伎座で八代目中村芝翫を襲名しました。九代目中村福助は七代目芝翫の長男で、1992年4月に歌舞伎座『金閣寺』の雪姫と『娘道成寺』の白拍子花子で襲名しています。

四代目中村橋之助・三代目中村福之助・四代目中村歌之助は八代目芝翫の長男・次男・三男で、いずれも2016年10・11月の歌舞伎座で襲名しました。六代目中村児太郎は九代目福助の長男です(歌舞伎俳優名鑑)。三人の兄弟は2000年9月の歌舞伎座〈五世中村歌右衛門六十年祭〉で初舞台を踏んでいます。

家の芸は「淀君集」です。歌舞伎演目案内は、五代目中村歌右衛門が坪内逍遥の『桐一葉』『沓手鳥孤城落月』で淀君を演じて絶賛を浴び、「淀君役者」の名を強く印象づけたことによると記します。屋号「成駒屋」の由来は、本サイトでは一次資料で確認できるまで書きません。

『菅原伝授手習鑑』の藤原時平を勤める中村芝翫。立烏帽子をかぶり、眉を寄せて見据える大首絵
歌川国貞(三代豊国)『藤原ノ時平 中村芝翫』天保末年ごろ(1840年代前半)歌川国貞(三代豊国)『藤原ノ時平 中村芝翫』ロサンゼルス郡立美術館蔵 M.2006.136.235(パブリックドメイン, Wikimedia Commons)

定紋 — 祇園守・裏梅: 歌舞伎俳優名鑑は、八代目中村芝翫・九代目中村福助の紋を「祇園守、裏梅」と記します。六代目中村児太郎は「児太郎雀、祇園守」、四代目中村橋之助は「祇園守、四ツ梅」と、代々の名ごとに異なります。

01HOUSE ARTS

家の芸・演目

「選び定められた演目群」と「家に伝わる芸」は別のものです。名称も成立の経緯も家ごとに違い、同じ制度がすべての家にあるわけではありません。

選定された演目群

淀君集

五代目中村歌右衛門の家の芸。淀君を演じて絶賛を浴びた五代目の当り役を集めたもので、制定の年は歌舞伎演目案内に記されていません。

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02HEREDITARY NAMES

この家の名跡

執筆
KABUKI Universe編集部
公開日
2026年9月12日(土)
最終更新日
2026年9月12日(土)
編集部執筆